現在、国内で蔓延している新型コロナウイルスによる感染症。日本国内では緊急事態宣言を出すか否か、激しく議論が交わされていました。
そしてついに、4月7日に緊急事態宣言が出されることとなりました。
そこで、緊急事態宣言が出ると、どのように生活が変わるのかを分かりやすくまとめてみました。
Point1 緊急事態宣言が出る条件
緊急事態宣言は、新型インフルエンザ等対策特別措置法(新型コロナ対策特措法)に基づいて出されます。
その条件は2つあり、
(1) 国民の生命・健康に著しく重大な被害を与えるおそれがある
(2) 全国的かつ急速な蔓延により国民生活と国民経済に甚大な影響を及ぼす恐れがある
です。
これらの条件を満たしたと判断したことから、今回緊急事態宣言が出されることとなったのです。
Point2 生活はどう変わる?
最初に言っておきますが、緊急事態宣言で私たちの生活が大きく変わることは無いといっていいでしょう。
なぜそう言えるのか?ポイントは以下の通りです。
・日本の法律ではロックダウンの措置を取ることはできない
・外出自粛は強制することはできず、要請する形になる
日本の現行の法律では、海外のようにロックダウン(都市封鎖)の措置を取ることはできません。そして、安倍首相もこのような措置を取ることは無いと宣言しました。
また、外出自粛は「指示」することはできず、「要請」することができると定められています。医療機関への通院や生活必需品買い出しのために外出することは可能です。
また、多くの人が利用する施設などについても政府は、営業停止を「要請」する形となります。
Point3 強制できることもある?
緊急事態宣言が出されると政府は強制できることもあります。
・必要のある土地や建物を臨時の医療施設として使用することを可能にする
・医薬品やマスクなどの保管命令を出すことができる
医療崩壊を防ぐ目的で、病院のベッドの数が飽和した際に臨時の医療施設を設置することができるのです。医薬品やマスクなどの保管も命令することができるようになります。
まとめ
今回日本で出される緊急事態宣言は、海外のものほど強制力はないので、私たちの生活が大きく変わることは無いでしょう。
鉄道も普通に動きますし、食料品や医薬品を買うスーパーやドラッグストアは営業しています。
とにかく、自分が感染していると思って、大切な人を守るために、不要不急の外出は控えるべきですね。