単語帳を使って英単語を暗記していると、似たような単語が出てきて覚えづらいことがありませんか。
単語の先頭がcomだったりdisだったりinだったり…。
実はコレ、「接頭辞」の意味を知ると、とても覚えやすいんです。
ちなみに接頭辞は接頭語とも言います。
ということで今回はまず覚えるべき最重要の接頭辞を例とともに挙げていきますので、一緒に見ていきましょう。
com- = 「共に、一緒に」
まずは “com” です。ちなみにその後の発音によって “con” にもなります。
接頭辞 “com” は英語で言うと “together” の意味です。これを含む単語は「一緒に」というニュアンスが入っているものになります。
例を挙げてみましょう。
・connect … つなぐ
・complete … 完成させる
・combat … 戦う
“connect” は2つのものを一緒にする感じですし、 “complete” は全てを一緒にまとめ上げる感じですし、 “combat” は自分とは別に戦う相手が必要ですもんね。
他にもたくさんありますので調べてみましょう。
dis- = 「離れて」
接頭辞 “dis-” もよく見かけますよね。
“dis-” は英語で言うと “apart” の意味です。これを含む単語は「離れて」というニュアンスが入っているものになります。
例を挙げましょう。
・dismiss … 解散させる
・distant … 離れた
・distinguish … 区別する
これらを眺めると確かに離れている、別々にするという意味が見て取れますね。
in- = 「中に」
接頭辞 “in” は分かりやすいですね。
そのまま “in” の意味、つまり「中に」というニュアンスがあります。
例を挙げてみましょう。
・include … 含む
・income … 収入
・import … 輸入する
“import” は接頭辞の後の発音によって “im-“となっていることに注意しましょう。
どの単語を見ても中に入ってくる感じがしますね。
実はこの接頭辞、「中に」という意味の他にも「否定」を示すことがあります。その例も挙げておきます。
・incapable … 能力がない
・inactive … 不活発な
・impossible … 不可能な
否定の接頭辞についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
2つの意味があるので “in-” は要注意ですね。
ex- = 「外へ」
接頭辞 “ex-” は “in-” の逆と覚えましょう。
英語で言うと “out” の意味です。つまり「外へ」というニュアンスを示します。
例を挙げてみましょう。
・exit … 出口
・export … 輸出する
・except … ~を除いては
「出ていく」という意味合いが見て取れますね。
pre- = 「前に」
接頭辞 “pre-” は英語で言うと “before” を表します。「前に」というニュアンスを含みます。
例を挙げましょう。
・precede … 先導する
・previous … 以前の
・predict … 予測する
“predict” は「前もって言っておく」という意味なので辻褄が合いますね。他の例も「前に」という意味が込められていることが分かります。
まとめ
今回は最重要の接頭辞について説明しました。
接頭辞を知っているのと知らないのとでは、単語の覚えやすさが格段に違いますので、この機会に覚えてしまいましょう。
もちろん今回紹介した接頭辞以外にもたくさんありますので、気になる方は調べてみてくださいね。
今回はここまでにしましょう。